ひとことカード集 本郷購買
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すぐそこのローソンと同価格なことがあるのはなぜ・・・
Q:
商品価格の設定について、飲料などコンビニで買える商品がすぐそこのローソンと同価格なことがあるのはなぜでしょうか?
ローソンは営利企業である一方、生協は非営利であるため、利益分まるまるとはいかずとも数%割引があるべきです。また24時間営業でないことによる人件費、光熱費なども含めてより差をつけることができるはずです。
現状は構内のローソンが赤字を抱えて運営している場合しか考え難いです。近所に大規模スーパーがないことによる怠慢であると感じてしまいます。ご検討お願いいたします。
A:
大学生協ではより良いものを、できるだけ安価に提供することが組合員への貢献と考え事業活動を進めております。
今回ご指摘の飲料やコンビニ商品(おそらくはパン・米飯類のことをおっしゃっていると認識しました)については、価格の考え方は、基本的に一般コンビニの価格よりも高くならないようにすることを価格の基本的な考え方としております。
仰るように大学生協は非営利組織であり、24時間営業もしておりません。しかし、大手コンビニとの大学生協では事業規模が圧倒的に小さく、営業の効率化も図りにくい様々な事情があることをご理解ください。
2022年度ローソンチェーンの売上高は約2.5兆円でその大半は食品分類で構成されていると思います。東大生協が仕入・調達を委託している大学生協事業連合会員生協の総供給高はおおむね1200億円で、そのうち飲料や食品は120億円ほどにすぎません。
大手コンビニではドミナントエリアを形成し、物流の最適化や店舗管理のコスト削減を実現していますが大学生協の場合は、大学がある場所にのみ店舗があり、効率的な物流構築がかなり難しい状況という事情がございます。加えて、組合員の多くは大学生であり夏季休暇・春期休暇中は大学構内の人口が大きく減少し、商品の入荷数量を減らすことになり安定して物流を動かすことができないといった点が、物流費が重くのしかかる要因となっております。
利益のみを優先すれば、本郷や駒場の一部の店舗のみ営業し、その他の対流人口の少ない附置研究所の店舗は営業しないのが最も合理的ということになるのかもしれません。しかし、大学の福利厚生を支える、というミッションを持っている大学生協は、儲かるか儲からないかという基準のみで店舗の出店や営業時間を決めることができません。
「だからと言って、生協は高くても仕方ない」ということではなく、大学生協では引き続きできるだけ安価に商品をできるよう鋭意取り組んでまいりたいと考えております。期間限定のセールや特定商品の値下げなど取り組みを進めていきたいと考えております。
いただきました一言については、様々な事情から、大手コンビニとの価格差をつけることができない商品もあることをご理解賜りますようお願い申し上げます。