東大生協の概要

ご挨拶

東京大学消費生活協同組合理事長
藤原 徹
(大学院農学生命科学研究科 教授)

2026年度より東京大学消費生活協同組合理事長に就任しました藤原徹です。よろしくお願いいたします。理事長に選任され身の引き締まる思いです。

私にとって東大生協は学部学生、大学院生時代を通じて身近な物品や食事を提供してくださる組織として身近でありがたい存在でした。書籍を割引で購入でき、また当時あったレシートの割戻制度も金銭的に余裕の少ない学生には有り難かったです。私は農学部で実験科学の分野の研究をしておりましたので、大学院生時代には研究室に長時間滞在するのが通例で、研究室から至近にある生協が昼も夜も安価に食事を提供してくださったことに大いに助けられました。経済的な面だけではなく、農学部の購買や食堂は実験の合間の癒しの空間でもありました。教員となってからも校費での文具などの購入や、パソコンなどの購入が身近でできる便利な存在ですし、農学部生協で何度も研究会などの懇親会をさせていただきました。その一方で、ここ数年は学生時代や若い頃に比べると利用の頻度が減ってきたとも思います。

前任者の玄田理事長の時代には、ミールパスの導入などを通じて、経営状況の改善にご努力が積み重ねられました。また、食料生産や供給が環境や社会に負の影響を及ぼしていることが世界的に認識され、いわゆるフードロスの削減が望まれる中で、東大生協でもフードロス対策を進めてこられたと伺っています。これらの活動を進めて来られた関係者の皆様に心より感謝と敬意を表します。また、東大生協の経営は苦しいと伺っており、経営改善が急務です。キャンパス内には私の学生時代には無かった生協ではないコンビニやカフェやレストランが開業し、またオンラインでの物品の購入が一般化しています。さらに、私の周辺でも「タイパ」を重視するのか、学部学生や大学院生が大学で過ごす時間が短くなっていると感じます。このような新しい状況に応じて、生協の利便性を高め、組合員の皆さんに東大生協の意義をより強く感じていただくことが、経営改善にもつながるのではないかと思います。経営改善に向けて私自身、みなさんと一緒に努力いたしますので、皆様にもご協力を心よりお願いいたします。特に組合員の多くを占める学生世代の皆さんからのご意見を反映し、若いニーズに応えていくことが重要ではないかと考えています。

収益改善が重要である一方で、生協は収益を得ることが目的の組織ではありません。相互扶助によりより良い生活の環境を作っていくことが目的です。東京大学を取り巻く環境は常に変化していますが、より高い競争力が求められる中で様々な改革が進められています。その様々な変化の中で勉強、研究や仕事に疲れた心身の安らぎの場が東大生協であり、今後もそのようにあるべきものだと思います。これは毎日の事業活動を支えてくださっている生協職員のみなさんにも当てはまります。生協がより良い活動の場として、生協に関わる皆さんの努力と期待に応えられる経営組織であり続けることも重要です。東京大学や関連する組織との連携を深めつつ、より良い東大生協となるように皆様と一緒に努力を重ねていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

組織概要

設立 1946年6月創立、1949年5月「消費生活協同組合法」にもとづき法人格取得
出資金 9億6,049万円(2025年度末)
供給高 62億1,760万円(2025年度末)
事業部門 食堂部、書籍部、購買部、旅行サービス、共済
職員数 562名(2025年度末、正規職員37名、パート職員525名)
組合員数 50,448名(2025年度末)
理事長 藤原 徹(大学院農学生命科学研究科教授)
専務理事 水口 智子
代表住所 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
代表電話番号 03‐3814‐1541

大学生協の仕組み

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設立趣意書

Japanese