就活のススメ

大学院を卒業してからどのような進路に進むのか迷っている人は多いのではないでしょうか。このページでは進路の選択肢の一つである、就職について紹介します。また先輩方がどのような就職活動を行ったのか体験談も紹介します。これを参考にして、進路を選択してください。

大学院生の就職活動

大学院生の就職と一口に言っても、当然ながら様々なパターンがあります。学部と同じように説明会やセミナーへの出席から始める場合、研究機関や大学の関係機関に就職する場合、博士号をとって研究者として就職する場合……。いずれにしても特筆しておきたいのは、院生の就職活動においては学部卒以上に大学院で学んだ専門知識を生かせるということです。
たとえば学部の就職活動では、一般職や総合職といったざっくりとした括りの中であちこちの企業を訪問し、自分に合った職場を探して面接も数多く受けるパターンが一般的です。しかし大学院生の場合、志望動機や大学名以上に大学院で学んだ専門知識について問われることが多くなります。また、研究のために必要となった資格や語学力がものを言う場面も多々出てきます。
当然ながら学部より専門領域を深く長く学ぶことができるのが大学院ですから、その知識を仕事に生かすことが求められます。真面目に勉強することが成果に結びつきやすいという点では健全ですが、同時に求められるレベルが高くなっているということでもあります。しっかりと到達点を見据えて、研究と就職活動が両立できるように早いうちからスケジュールを組むことが重要です。
教員の紹介や推薦により就職先が決まる場合もありますので、教員との関係はなるべく良好にするとよいでしょう。こちらからそれとなくお願いしておいた方が良いこともあれば、向こうから急に話が来る場合もありますが、研究室のつては100%当てにするのではなく、情報の窓口くらいに考えておいた方が賢明かもしれません。

就活の時期

おおまかな就活の時期を紹介します。2016年卒から採用活動のスタートが12月から翌年の3月になりました。業種や企業によって、異なることがありますので、あくまでも参考程度にご覧ください。

大学院生の就職活動

就活用語チェック

  • ガイダンス
    大学主催やリクナビ・マイナビ等の就活サイトが主催して行う合同企業説明会などのこと。
  • プレエントリー/エントリー
    プレエントリーは、興味がある企業に対し、採用活動の情報を送るように申請すること。エントリーは、プレエントリー後に送られてきた採用情報に従い、エントリーシートを提出すること。
  • 企業説明会
    各企業が主催で行う説明会。説明会で採用日程などが発表されたり、その場でエントリーシートを提出する、一次面接が行われるなど参加が必須な会社もある。
  • 試験
    Webテストや、筆記テストなどが行われる。各会社によって形式は様々である。
  • 面接
    企業によって面接の回数は異なる。また就活生1人で行う個人面接と、複数の就活生で一度に行う集団面接がある。面接以外にも、グループワークやディスカッションを行うところもある。

先輩たちの就活体験談

Y・Hさん (女性・2011年度卒)学際情報学府

私は学部3年生の時点で、進学と就職に迷い、某社にインターンシップ。研究のほうに魅力を感じ、大学院進学するも、お金が稼ぎたい!社会から遠いのは合わない!と、博士進学をせず就職を選択。情報系出身ですので、漠然と「SEかしら?」と思いながら、大学院1年生夏にSE系の会社にインターンシップに参加。以後秋から冬にかけて、SEの会社を中心に、移動体通信、メーカー(電機・医療機器)と、大学の先輩が就職したサービス業の会社を合わせ、約20社強の説明会に出席し、16社にエントリー、第一志望の会社から内々定を頂くまでに、不採用通知は4社、面接は12社のべ23回、内々定は3社。多くのエントリーシートを提出したので、スケジューリングが大変でした。最終的には先輩が就職したサービス業の会社に決定。所謂文系就職で、就職先の業種は出身学部に関係ありませんが、実際には会社のシステムを企画する仕事を志望していたのと、一緒に働きたいと強く感じた人が多くいたので、就職を決定しました。

理系修士学生が就活をする上で一番大事なのは研究です。面接で必ず聞かれるので、修士1年の冬までには自分の研究テーマを語れる程度に研究に身を入れる必要があると感じました。他の問題はスケジューリングと情報収集に帰着します。調査の上ぬかりなくフラグを回収されることをお勧めします。

S・Yさん (男性・2010年度卒)情報理工学系研究科 電子情報学専攻

私は2010年に情報理工学系研究科電子情報学専攻を修了し、現在はIT系の企業でSEをしています。私が就活を始めたのは修士1年の秋ですが、直前にリーマンショックが発生し一部企業が採用数を減らし始めた中での就活となりました。
私は、一旦大学の外に出てみたいという想いから修士1年時点で就職することを決めていました。博士課程も社会人も「自分で考え行動し結果に責任を取る」ことを強く求められるのは一緒で、それが修士課程までとの大きな差です。ですから修士課程の延長でとりあえず博士課程に進むというのだけはダメです。早くから周りの先輩方や先生から情報を集め、いざというときに決断できる材料を揃えることが重要です。就活について、どんな場合でも大事なのは情報収集で、所謂業界、企業研究は自己アピールと並んで就活時のキーとなります。私は研究と関連するIT系に業界を絞り、10社程エントリーし面接を受けました。このように早期に志望業界を決め打つと選択肢が狭まる欠点はありますが、企業研究や業界研究を深く重点的に行える点では有利だと思います。

就活最盛期である修士2年の春は、研究も本格化する季節でもあります。確かに体力的・精神的に厳しい時期ですが、就活を通して自分の研究に対する考え方を見直せる良い機会にもなりました。修士課程はたった2年間に研究や就活など密度の濃い内容が詰まっています。皆さんも有意義な大学院生生活を送ってくださいね。

Y・Kさん (男性・2009年度卒)公共政策大学院 公共政策学教育部

修士1年の秋に政策の実証研究を通じ規制分野の民間企業を最適化したいと考え、インフラ・政府系金融機関を主眼に就職活動を行うことを決定。12月から1月末に説明会に参加。しかし説明会から志望分野の文系院卒採用枠は僅少と考え、就職活動対象を拡大し大手企業や都市銀行の説明会にも参加。2月頃には30社程度にプレエントリー、面接は10社。幸いにも希望通りインフラ・政府系金融・記者職に内定しました。

文系院生の就職活動は学部生より辛そうな印象がありますが、結局のところは自分次第です。文系院生を採用しない企業は確かに存在しますが、自身の人材としてのアドバンテージを正しく相手に伝えられれば、逆に学部生より有利になる場合も多いです。企業の業務内容と自身の専攻内容や興味が直結せず、就職活動対象を上手く広げられない、というのがよく聞く文系院生の悩みです。しかし悲観する事はありません。貴方が将来的に携われる業務は、その一部の筈です。企業に内定を貰うとして、何故貴方を採用したいのか?その理由を逆の立場から考える事も有用です。例えば体系的に物事を捉え定量分析し問題解決を主導する能力、これは規模のある企業体なら必ず欲する人材です。研究時の思考過程を応用すれば、この分野は院生の方が適正能力をPR「しやすい」はずです。そのために文系院生は早めに自身の特性を把握することが肝要です。将来産学官の何れに携わる事になるとしても、いつか必ず就職活動は経験します。惰性で院生生活を過ごしたり、自身の考えが固まらず目先の価値観で行動してしまうと、面接ですぐ見抜かれます。
また、自身の就職先を考える際に行き詰ったなら、先にまず視野を広げてみるのも大変に有益なことです。経験のあるM2の先輩やOBに聞けば、視野を広げるヒントを沢山貰うことができます。また、時間が許すのなら是非夏のインターンに応募してみて下さい。社会人との交流を通じて得た知識や経験は、必ず有益なツールとなります。決して文系院生の就職活動を楽観視してはいけませんが、少し楽観的に考えて、まず自身の特性や好みを整理してみて下さい。事前に準備を整えることが出来たならば、就職活動の入り口にスムーズに入れます。貴方の人生が素晴らしいものとなるために、是非前向きに就職活動を迎えてみて下さい。

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