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2020年10月06日(火) お知らせ

東大生協の経営状況のご報告と組合員の皆様へのお願い

2020年10月
組合員の皆様へ 
 
東大生協の経営状況のご報告と組合員の皆様へのお願い
 
東京大学消費生活協同組合 理事会
代表理事・理事長  石田  淳
代表理事・専務理事 中島 達弥
 
日頃より東京大学消費生活協同組合(以下、東大生協)をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、大学キャンパスは長期にわたってその活動の制限を余儀なくされることになりました。東大生協においても、営業時間の短縮や休業、購買・食堂の商品・メニューの縮小により十分なサービスを提供できなくなっておりますことを組合員の皆様には心よりお詫び申し上げます。
東大生協はいま未曾有の経営危機に直面しております。組合員の皆様におかれましては、現在の東大生協の経営状況をご理解いただき、創立以来これまで組合員の大学生活を支えてきた東大生協の灯をキャンパスから消さないために、店舗利用・校費利用を含め、お一人お一人のさらなるご利用・ご協力で、東大生協をご支援頂きますようお願い申し上げます。
 
1、現在までの利用状況と生協の経営状況について
  • 3月以降、キャンパスコミュニティの活動は実質的にストップしました。東大生協では大学との相談を密にし、新学期における新入生の新生活準備支援やオンラインでの授業を支えるための教科書の自宅配送サービス、校費対応などに取り組んでまいりました。
  • 4月8日の緊急事態宣言後は基本的に全店閉店とし、大学校費対応などバックヤードから可能な範囲での業務に取り組みました。6月より感染拡大防止に留意しつつ徐々に営業を再開いたしました。しかし、キャンパス入構制限、オンライン講義の拡大によって利用は極めて少ない状況が継続しています。
  • 8月累計の利用客数は生協全体で前年より208万人の減少(▲83%)となっています。食堂部門も購買部門もそれぞれ100万人を超える利用客数減少です。
  • 8月までの累計の供給高は前年より19億2,500万円減少(▲47.8%)と半減し、8月時点の事業剰余金は▲2億2,289万円の赤字となっています。前年は8月累計で7,730万円の黒字でしたので、前年より約3億円の減少で、まさに未曾有の経営危機に直面しています。
  • 今年度の期末決算見通しは、事業剰余で約4億円の単年度赤字が予測され、年度末において約3億4,000万円の累積欠損となる見込みです。
 
 
 
 
  • 財務状況については、8月決算時点で流動比率が154%あり、現時点では直ちに資金繰りが困難となる状況にはありませんが、今後も同様の状況が継続する可能性が高いと予想されます。それゆえ、新型コロナウイルス感染症特別貸付を活用する等あらゆる対策を検討し事業活動の維持継続に努めます。
 
2、秋以降の各店の営業について
  • 9月以降、一部の実験・実習等をのぞき、ほとんどの授業がオンラインで継続されるものと予想されます。さらなる感染拡大も懸念される中、旅行サービスや食堂の利用が急速に回復することは極めて困難な見通しとなっています。
  • 東大生協は学内組合員の福利厚生を支える生活協同組合として、各キャンパスの食堂・購買・書籍・旅行サービス等の事業を行っております。「利益の追求」ではなく、構成員の経済的・文化的なニーズの実現を目的とする非営利協同組織であるからこそ、単独では経営困難な小規模の店舗であっても、生協全体で収益をバランスさせながら運営してまいりました。しかし、今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響で東大生協全店が経営危機に直面しており、今まで通りの店舗営業が困難な状況です。
  • そのためAセメスター開講後の営業時間について、短縮営業を基本としつつ、ご利用の極めて少ない店舗については、年度末まで休業とさせていただく店舗があります。組合員のみなさまには大変なご不便をおかけいたしますが、ご理解くださいますようお願いいたします。
 Aセメスター以降の営業時間はこちら
 
3、未曾有の経営危機を乗り越えるために
  • 東大生協理事会では、この未曾有の経営危機を乗り越えるために、現在「経営危機対応方針」を策定し、組織全体でその具体化を進めています。方針の骨格は、①より一層大学との協力・連携を深め、大学運営を支える生協の役割発揮を強化すること、②学生の生活・学生の学びを支える取り組みを強化すること、③組合員間の相互扶助をより一層強めること、④大学生協らしい新事業の開拓、⑤オンラインサービスの改善・強化です。
  • 事業規模縮小が不可避の当面の経営環境の下では、生協事業の合理化・効率化は必須の取り組みとなりますので、事業経費の削減、不効率・不採算事業の見直しにも果敢に取り組みます。事業経費の削減についてはすでに実施している事項も含まれますが、理事報酬等の削減、適切な人員体制の構築、雇用調整助成金等を最大限活用した雇用維持と人件費コストの削減等に取り組みます。
 
4、組合員のみなさま・ご利用者のみなさまへのお願い

  (1)東大の学生・教職員の方で、まだ東大生協に加入されていない方はご加入ください。
  • 生協はみなさまの出資金をもとに運営しております。
  • 本郷組合員センター、駒場生協事務室、柏店、医科研店、駒場Ⅱ購買部、農学部店、国立天文台が加入窓口となっています。
 
 
 (2)登校の際は生協の購買店舗・食堂を積極的にご利用ください。
  • 生協店舗では安心してご利用いただけるように感染防止対策に取り組んでいます。
 
 (3)校費のご利用、特に情報機器や書籍について東大生協を積極的にご利用ください。
  • 教職員組合員の皆様には、校費のご利用を東大生協にご用命くださるようお願いしたします。
  • オンライン注文サービス、書籍在庫検索システムなどの積極的なご活用をお願いします。
 
 (4)出資金の増資にご協力ください。
  • 今後、一定期間新型コロナウイルス感染症の影響での経営困難期が続くことが想定されます。経営安定のためには自己資本の増強が不可欠です。生協の資本は組合員の皆様の出資金です。
  • 組合員の皆様には資金が16,000円(40口)未満の方は、16,000円への増資にご協力いただきますようお願い申し上げます(ご自身の出資額は組合員証裏面をご覧ください)。すでに16,000円の出資をいただいている組合員の方も更なる増資にご協力をいただければ幸いです。

東大生協理事会・職員一同も経営危機を乗り越えるため一丸となって努力してまいります。